ルーツ(1)

京都は加茂川の川べりは幅広くなっていて、地元の人が憩いの場所として使ったりパフォーマー達のステージになったりしている。四条(だったかなー忘れた…)の辺りを夕刻レンタル自転車で走っていると、道路から川に降りる坂の麓辺りにひときわ大きな人だかりが…。

輪の中に入ってみると、アップテンポな曲が流れる中にカンバスに向かって一心不乱に踊る男がいた。踊りながら筆を走らせる。踊りの動作の一環であるかのような筆さばきは、しかし白い画用紙に次第にあるものを形作っていく。
時折肩掛けしたミキサー?(DJがキコキコする奴)でレコードをスクラッチさせていく…体を揺すってリズムを取っていく…力を溜めている…溜まったエネルギーを爆発させるかのように筆は再び走り、急速に絵ができあがっていく。
汗だくになった彼が最後の仕上げをする。丁度レコードの曲も終わる。絵が出来上がっていて、観客は割れんばかりの喝采を浴びせた。



彼は『ユキンコアキラ』という人。日本全国を旅しつつ『踊り×絵』というパフォーマンスをして旅費を稼いでいるのだという。


↑ユキンコアキラ氏の動画。夜なので暗いですが他にも動画たくさん上がっているみたいなのでそれみた方がいいかも。



続く