デリー10・安らぎ空間とインド人の写真の謎b

モスク内は外側の照り付けとは打って変わってひんやりとして気持ちがいい。屋根の影になっている大理石の床の冷たさが靴下を通して伝わってくる。暑さに辟易していた俺は、靴下まで脱いで裸足になった。ヒョー涼しいなあ!モスクといえばお祈りの場のはずなのだが、建物内には礼拝の人はそれほどいず、(礼拝の時間じゃなかっただけなのかも)避暑や家族、知り合い同士でダベっている人が多い。

(モスク内)



(モスクから広場を見たところ)



中には横になって寝息をたてている人もいた。俺も真似して少しの間寝てみたんだけど、インドの街中とは思えないくらい静かで、涼しくてキンモチいいんだわ。落ち着くなあ…こんな寺が家の近くにあったら休みのたびに来てしまうかもしれん。




30分ほど休んでまたモスク内のインド人達に声かけて写真を撮る俺。けど、割と頻繁にカメラを持ってると向こうから俺に声をかけてきて「なあ!オレオレ、オレの事撮ってよ!」と言う奴がいるんだ。
これはレッドフォートの時にもよく遭遇した。これだけ見ると、「旅行者のカメラが珍しいので自分の事がどう写るか撮ってほしい目立ちたがりや君」って思うだろ?


違うんだよ。奇妙なことに、奴等は俺に声をかけ俺のカメラで奴等の写真を撮ってくれって言う。しょーがないので写真を撮ると、奴等は満足したように笑みを浮かべて俺と握手をし、『俺のカメラにどう写ったか画像を見る事もなく』 『写真のデータをメールで送ってくれとも言わず』去ってくんだよww 中には家族総出で8人くらい集まってきて撮らされたにも関わらず写真みねーで帰ってくのもいるし。
アイツらにメリットねーだろっていうw 何なんだろコレ…旅行者に親切にすることでカルマでも上がるのかな…。



ジャマーマスジット付近の屋台街の散策動画。



と、まあそんな感じでジャマーマスジットの観光も終わり。次々回からはいよいよデリー編が終わり、俺の中で書きたかったバラナシ編となっていきます。