上海のタクシーと肉まん屋

俺が宿泊したホテルは南京東路という上海のメイン通りから少し歩いたところ。空港からのエアポートバスで市内に向かった俺はそこからタクシーで直接ホテルまで乗っけてってもらうことに。
上海のタクシーは運転手シートが厚いプラスチックの壁で防護されている。強盗とかあるんだろうか…。ホテルのアドレスを渡し、ふーっこれでホテルまで気楽にタクシーで揺られていくだけ…と思っていると、運転手がアドレスの紙とにらめっこしながら舌打ちをしだした。
アドレスに書いてある通りの名前と外の通りの看板を見比べてはイライラしたような顔になる…てかおいさっきもここ通ったじゃねーかよ!「ああっ…チキショウ!」と運転手がハンドルを叩く。迷っても加算され続けていくメーター。いやキレたいのはむしろ俺なんだが…。「ちょっと聞いてくる!」脇に車を止め通行人に道を聞きに行く運転手。止まっててもメーターは加算されていく…。タクシーの運転手がこんなに迷うのを俺は見た事がなかった。

で結局ホテルには着いたんだが、上記のように上海でのタクシーはよく迷う事が多かった。上海が広く、道が細かくて運転手でさえ把握しきれない、と言う事もあるみたいだ。だから、例えば誰かと定刻に会うのにタクシーを使うとしたら、もしかしたら迷うかもしれない…というのも考慮しないといけないみたい。
ただ香港のタクシーのようにわざと遠回りしたりとか、よそ見した瞬間にメーターを手動で釣り上げたりとか、ズルしてる感じはしないけど(余談だけど香港のタクシーは乗る前に運転手カードがきちんと見えるようになってるのに乗って。裏返したりテープで名前を隠しているタクシー、自分からズルしますって言ってるようなもの)。





ホテル近くの肉まん屋。



手前の葉っぱにくるんでいるのとその右のフジツボみたいな形したのはおこわとおこわ入り饅頭。モチモチしてうまい。



一個一元(この時約一元=13円)だから安いわな。ベトナムなんかでもそうだが、現地の人が日常食べてるみたいなのは死ぬほど安い。



コンビニでも売っている煮卵。烏龍茶みたいな匂いのするタレに殻ごと漬け込んであって見た目ちょいキモいけど食ったら割と普通な煮卵です。