第2の九龍城?と言われる雑居ビル【香港】


香港の中心街の目抜き通りに面した所に重慶大廈 (チョンキンマンション/画像左参照)というビルがある。香港によくある雑居ビルだけど、入り口付近には怪しいインド人がたむろしておりファンキーなムードを醸し出している。そんな雰囲気からか、かつて香港にあった九龍城という非合法の塊の名前を冠したあだ名もついていたりするビルだ。ところがこの重慶大廈、旅行には意外と便利だったりする。
まず入り口付近に数件ある両替屋。普通の両替屋や空港よりもレートがかなりいい。香港にきたらここで両替すべき。ただ、何軒かあるうちいくつかはレートが最悪の所があるのでレートを比べたり人が多い所を選ぶこと。
次はその両替所より奥にいってみると、インド人がやってるインドカレー屋がたくさんある。香港の中華料理は何くっても大体うまいけど、ずっと中華だと飽きちゃうって時にはここで味の違うものを食ったりするのもいい。ここも玉石混合なので、よく売れてる店がいい。個人的には中ほどにあるエッグカレーを売ってる店のがカレー、チャパティともにイケる。かなりマズい店もある。(1Fの通り/画像右参照)
最後はこのビルの2F〜上にあるたくさんのゲストハウスのこと。香港は土地が狭いのでホテルなどの宿泊費が他の国に比べて高め。ツアーとかでいくとホテル費が含まれていて安いイメージがあるけど、一人でそういうホテルに泊まろうとすると日本のちょっとしたホテルより全然高かったりする。なので、個人でちょっと長めに旅行するとなると安いゲストハウスを使う必要がある。ここだと中級ホテルの4分の1くらいの値段で宿泊できる。ただ、窓がなかったりシャワーしかなかったりする。窓がない部屋は泊まったことがあるが発狂しそうになるのでオススメできない。(安ホテルの部屋/画像右下参照)欧米人バックパッカーで混雑するエレベーターを使用しないでいける2F〜3Fのホテルがいい。
と、入り口の人相の悪い男共にさえ目をつぶれば、色々便利なビルなのだ。1Fには監視員も巡回しており、第二の九龍城というあだ名はいきすぎた名前だとすぐわかる。ただ入り口付近のインド人はニセブランドやヤクを売りつけようとしたり、混雑するビル内にはスリもきっと多いと思うのでそこは気をつける感じで。